2024年6月25日火曜日

初めての「全校道徳」に挑戦!!

 6月24日(月)3時間目 少し蒸し暑い体育館にて

全校児童と全職員が体育館に集合しました。

全校道徳の始まりです。

校長になってからも教室で道徳はさせえもらったことはありますが、「全校道徳」は初めてでした。

どうなることやら・・・と思いながら、でも、やってみないとわかりません。

こんな思いが私を後押ししてくれました。



「なかなか、気持ちの良いあいさつが広がっていきません。

仲間づくり委員会もその先生方もあの手この手と考えてくださってます。

校長も、あの手この手と考えたり、全校朝会で話をし続けてきましたが、一過性のものとなります。

次の手は、「全校道徳」です。

同じ場所で、同じ時間を共にしながら、同じ価値項目、同じねらいに向けて一斉に考えたらどうなるか試してみたい校長に45分、時間をください。       

                             校長 田中由佳理


これは、先生方にあてた校長だよりです。










びっくりしました。

ここまで全校のみんながあいさつについて一生懸命考えて発表してくれるとは、正直思っていませんでした。

縦割り班で、1年生から6年生まで頭を寄せ合って考えてくれましたね。

「あいさう日本一を目指す聖郷小学校の伝統をこれからも、引き継いで頑張っていきたい」

「あいさつして、あいさつした人もあいさつされた人も、元気をチャージしあおう」

「あいさつでみんなが元気パワーをつくっていこう」などなど。

本当にたくさんの気持ちをみんなが真剣に語ってくれましたね。

ありがとう。校長先生は、心から嬉しく思いましたよ。

そして、3年生の女の子が、校長室に来て、

「校長先生、今日の道徳すごくよかったですよ。校長先生が自分の気持ちを一生懸命伝えていて、それが、私たちにとってもよく伝わってきました。だから、今日の道徳、すごくよかったです」

ありがとう。校長先生は、こうして聖郷の子どもたちに支えられながら明日からも頑張っていこう!!と思ったのでした。


そして、25日(火)今朝のあいさつ。

みんなの顔が生き生きしていました。

笑顔で挨拶する人がたくさんいました。

気持ちの良い朝のスタートでした。







2024年6月19日水曜日

今年初めてのお話会

 






おはなし会ボランティアの皆さん、今年も子どもたちは楽しみにしております!


2024年6月7日金曜日

マラソン大会で起きた 感動の「ドラマ」

 6月7日は朗読会とマラソン大会を行いました。


わたしは、開会式の挨拶で「自分に負けない、逃げない強い心を作るお勉強の時間です」というお話をしました。
みんなは、誰1人怠ける事なく一生懸命に最後まで走り切りました。
閉会式では、1等になった人たちに惜しみない拍手が送られました。
一人ひとりがドラマの主人公だったと思います。

さて、さて、すごいドラマが実はこの下の写真の後、起きていたのです。


聖郷グラウンドで3年生の女の子が苦しくなってうずくまっていたそうです。
先生のいた場所からは、ちょう保護者の方々の車がたくさん止まっていて3年生の女の子が見えていなかったそうです。(これは、学校側の反省すべき所です)
そこに通りがかった4年生の宏典さん。
そこから、教頭先生のいらしゃった場所まで逆戻りして、そのことを知らせに来てくれたそうです。
そして、また、3年生がうずくまっていた場所まで戻り、走りはじめたそうです。
宏典さんは、結果、最下位でゴールしました。わたしもラストの走りを応援していましたが、一生懸命ゴールを目指して走っていました。何か言うでもなく、1人だけみんなよりだいぶん遅れて、でもただただ一生懸命走っていました。
その時は、まさかそんなことが、隣の聖郷グラウンドの方で起きていたなんて思いもよりませんでした。


給食の時間、体育主任の野口先生からこのお話が全校に流れました。宏典さんに特別な特別な!「特別賞」を渡しますと。
校舎中が大きな拍手で包まれました。
全ての教室から大きな大きな拍手が湧き起こりました。
5年生は、4年教室へ行って、ほめほめシールを、言葉をかけながら宏典さんにわたしにきたそうです。
全校朝会で賞状を渡すのが今から楽しみです。

そして、昼休憩のことです。聖郷小学校のかっこいいヒーローが恥ずかしそうな顔をして校長室へやってきました。


話を聞くと、彼はこう言いました。
「僕の目標は、最後まで歩かずに一生懸命走り切ることだったから目標は達成できました」
「学年は違うけど、おんなじ聖郷の仲間だからほっとけれんかった」

最下位でゴールした宏典さんから子供達だけでなく、私たち教員も大事なことを教えてもらった1日となりました。
しみじみと、人間の素晴らしさ、あたたかさを考えさせられました。

今日のドラマは、作られたドラマではなく、聖郷小学校の小さな4年生の起こした大きな大きな感動のドラマでした。。。